「この業者、本当に実績があるのかな…ホームページの写真だけじゃ信用できない」と感じたことはありませんか?外壁塗装は一度施工すると10〜15年はやり直しがきかない大きな工事です。業者選びを誤ると、数年で塗膜が剥がれたり、雨漏りが発生したりといったトラブルに発展することも少なくありません。

この記事では、外壁塗装業者の施工実績を正しく確認する方法と、ビフォーアフター写真の正しい見方をわかりやすく解説します。第三者機関として年間1,000件以上の見積もり相談を受けてきた経験をもとに、業界の実態も含めてお伝えします。

なぜ施工実績の確認が重要なのか

外壁塗装業者の「実績」は、その業者の技術力・誠実さを測るもっとも重要な指標のひとつです。口頭での説明や営業トークはいくらでも誇張できますが、実際の施工写真や第三者からの評価は偽りにくいからです。

外壁塗装の費用相場は、一般的な住宅(30坪)で60万〜100万円程度です。決して安い買い物ではありません。それだけに、業者の実力を事前にしっかり見極めることが、失敗しないための第一歩になります。

施工実績を確認する5つの方法

①ホームページの施工事例ページを見る

まず基本となるのが、業者の公式ホームページに掲載されている施工事例の確認です。ただし、写真の枚数が少ない・同じような写真ばかり・日付が数年前のものしかない業者は要注意です。信頼できる業者は、施工前・中・後の写真を豊富に掲載しており、使用した塗料の種類や施工面積なども明記しています。

確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 施工前・施工中・施工後の3段階の写真があるか
  • 施工日・所在地・塗料名が記載されているか
  • 年間の施工件数が明示されているか
  • 掲載件数が直近1〜2年以内のものか

②Googleマップ・口コミサイトのレビューを確認する

Googleビジネスプロフィールのクチコミは、業者が自由に削除できないため、信頼性の高い情報源です。評価の星の数だけでなく、コメントの内容もしっかり読みましょう。「対応が丁寧だった」「仕上がりがきれいだった」という具体的な声があるかどうかが重要です。

一方で、高評価レビューが短期間に集中して増えている場合は、やらせレビューの可能性もあります。レビューの投稿日時の分布も確認してみてください。

③国土交通省の建設業許可情報を確認する

建設業許可とは、500万円以上の工事を請け負うために国土交通省または都道府県知事から受ける許可のことです。外壁塗装は一般的に500万円を下回るケースも多いですが、許可を持っている業者はそれだけ一定の要件(財産的基礎・技術者の在籍など)をクリアしている証明になります。

国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で業者名を調べれば、許可の有無や過去の処分歴も無料で確認できます。

④実際に近隣の施工現場や完成物件を見せてもらう

優良な業者であれば、施工中の現場や過去に工事した近隣のお宅を案内してくれることもあります。実際に現物を見ることで、塗装の均一性・目地の仕上がり・足場の組み方などを自分の目で確認できます。

こちらから「近くで施工実績を見せていただけますか?」と聞いてみましょう。この質問に対して嫌がる業者や曖昧な返答をする業者は、実績が少ないか、品質に自信がない可能性があります。

⑤第三者機関・相談窓口に照会する

住宅リフォーム推進協議会や各都道府県の住まいに関する相談窓口では、業者のトラブル情報を提供していることがあります。また、当サービスのような第三者機関に「この業者は信頼できますか?」と相談することも有効な手段のひとつです。

ビフォーアフター写真の正しい見方

撮影条件が同じかどうかを確認する

ビフォーアフター写真でよくある「見せ方のトリック」があります。ビフォーを曇りの日・アフターを晴れの日に撮影するだけで、同じ塗料でも仕上がりが全く違って見えます。信頼性の高い写真は、同じ角度・同じ時間帯で撮影されており、塗装前の汚れや劣化の状態も正直に見せています。

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「中塗り」「上塗り」の写真があるか確認する

外壁塗装は基本的に「下塗り→中塗り→上塗り」の3工程で行います。この工程をきちんと踏んでいるかどうかが、耐久性に直結します。施工中の写真として、中塗りと上塗りの色の変化が確認できるかどうかをチェックしてみましょう。

中塗りと上塗りの色を変えて施工する業者は、手抜きをしにくい構造になっているため、誠実な施工をしている証のひとつです。

細部(軒天・破風・雨樋)の写真があるか

外壁の広い面だけでなく、軒天(のきてん)・破風板(はふいた)・雨樋といった細部の仕上がりも、業者の技術力を判断する重要なポイントです。これらの細部にまで丁寧に対応している写真があれば、手抜きのない丁寧な施工をしている可能性が高いと判断できます。

セカンドオピニオンの現場から:業界の実態

当サービスで年間1,000件以上の見積もりを診断していると、あることに気づきます。「豊富な施工実績」と謳っている業者のうち、実際の写真を精査すると他社から流用していると思われるケースが一定数あります。特に創業間もない業者や、ホームページを外注で作成した業者に多く見られます。

見分け方のひとつは、「写真に写っている建物の雰囲気が統一されすぎていないか」を確認することです。本当に自社施工なら、和風・洋風・築年数のばらつきなど、さまざまな種類の物件が混在するはずです。似たような建物・似たような写真ばかりが並んでいる場合は、慎重に判断してください。

実際に寄せられた相談事例

先日、神奈川県在住の50代女性からこんな相談が届きました。「地元の塗装業者に見積もりをお願いしたところ、施工実績が豊富と言われたのですが、ホームページを見ても写真が5枚しかなく、しかも全部同じような外観の家で不安です」というものでした。

調べてみると、その業者は創業3年・許可なし、かつGoogleマップの口コミが1件(業者自身によるものと思われる)という状況でした。提示された見積もり金額は89万円でしたが、内容を精査すると、足場代が相場より12万円ほど高く、使用塗料も中級グレードなのに高級グレードの単価が適用されていました。

その後、別の実績ある業者2社に相見積もりを取っていただいたところ、同等の仕様で67万〜71万円という結果に。施工実績の確認が、適正価格を守ることにも直結した事例です。

お客様の声

「業者から渡された施工事例の冊子を見て安心していたのですが、相談してみたら写真の確認ポイントを教えてもらい、自分では気づけなかった不自然な点を指摘してもらえました。最終的に別の業者に変更して、同じ品質でかなり費用を抑えられました。早めに相談して本当によかったです。」
(埼玉県・50代女性)

まとめ:施工実績の確認は「業者選びの要」

外壁塗装業者の施工実績を確認する方法を整理すると、以下の5つになります。

  • ホームページの施工事例ページで写真の質・量・鮮度を確認する
  • Googleマップのレビューを内容まで精読する
  • 建設業許可の有無を国の検索システムで調べる
  • 実際の施工物件を案内してもらえるか確認する
  • 第三者機関や相談窓口に照会する

また、ビフォーアフター写真を見る際は、撮影条件の統一・工程写真の有無・細部の仕上がりの3点を必ず確認してください。

信頼できる業者かどうかを見極めるためには、施工実績の「量」より「質」が重要です。写真の枚数が多くても内容が薄ければ意味がありませんし、逆に件数が少なくても丁寧な記録を残している業者は信頼に値します。見積もりを受け取ったら、金額だけでなく業者の実績も必ずセットで確認する習慣をつけましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1.外壁塗装業者の施工実績はどこで確認できますか?
A.業者の公式ホームページの施工事例ページと、Googleビジネスプロフィールのクチコミの2つが基本の確認先です。ホームページでは施工前・中・後の3段階の写真があるか、塗料名や施工日が明記されているかを確認しましょう。Googleのクチコミは業者が削除できないため、高評価が短期間に集中していないかなど、投稿日時の分布もあわせてチェックすることが重要です。
Q2.外壁塗装の費用相場はどのくらいですか?
A.一般的な住宅(30坪)の外壁塗装費用は60万〜100万円程度が相場です。一度施工すると10〜15年はやり直しがきかない大きな工事のため、業者選びには十分な時間をかけることをおすすめします。費用が相場より極端に安い業者は、手抜き工事のリスクがあるため注意が必要です。
Q3.外壁塗装業者が信頼できるかどうか、無料で調べる方法はありますか?
A.国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」を使えば、業者の建設業許可の有無や過去の処分歴を無料で確認できます。建設業許可は500万円以上の工事を請け負う際に必要な資格で、財産的基礎や技術者の在籍など一定の要件をクリアしている証明になります。また、各都道府県の住まい相談窓口でもトラブル情報を提供していることがあります。
Q4.ビフォーアフター写真を見るときに気をつけるポイントは何ですか?
A.撮影条件(天気・角度・時間帯)が同じかどうかを最初に確認してください。曇りの日と晴れの日で撮影するだけで仕上がりが全く違って見えるため、意図的に差を演出しているケースがあります。また、下塗り・中塗り・上塗りの3工程の写真がそろっているか、軒天や破風板・雨樋といった細部の写真まで掲載されているかも、手抜きのない丁寧な施工をしているかどうかの重要な判断材料です。
Q5.外壁塗装で中塗りと上塗りの色を変える必要があるのはなぜですか?
A.中塗りと上塗りの色を変えることで、上塗りの塗り残しや手抜きを防ぐ構造になるため、誠実な施工の証とされています。外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3工程が基本で、この工程をきちんと踏むかどうかが10〜15年の耐久性に直結します。施工中の写真で2つの工程の色の違いが確認できる業者は、適切な施工管理をしている可能性が高いと判断できます。

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