築20年のRC造住宅に住んでいる大阪府堺市北区のS.Yです。先月、飛び込み営業の業者から182万円という高額な外壁塗装の見積もりを出されて、危うく契約しそうになった体験をお話しします。
あの時妻が止めてくれなかったら、今頃とんでもない目に遭っていたと思います。
## 「今日決めてもらえれば30万円引き」その場で契約書を出された
事の発端は、平日の昼間に突然やってきた営業マンでした。「無料点検キャンペーンをやってます」と言われて、なんとなく話を聞いてしまったのが運の尽き。
屋根にドローンを飛ばして写真を撮った後、「棟板金が浮いてる、このままだと台風で飛びます」と深刻そうな顔で言われました。築20年だし、確かにメンテナンス時期だと思っていたので、すっかり信じてしまったんです。
見積書を見ると、足場工事だけで33万円。外壁塗装が36万円。さらに「カビ・コケ特殊バリア処理」「防水強化コーティング(ナノセラミック)」なんて聞いたこともない項目がずらり。
営業マンは「通常なら200万円を超える工事ですが、今日決めてもらえるなら182万円でやります」と畳み掛けてきました。その場で契約書まで出してきて、正直焦りました。
## 妻の一言で冷静になれた
夕方に妻が帰ってきて、事情を話すと「ちょっと待って。そんな高いの?」と一言。妻は慎重な性格で、「一晩考えましょう」と業者に伝えてくれました。
営業マンは「明日になると価格は戻ります」としつこく食い下がりましたが、妻が「検討します」の一点張り。その夜、二人でネットで調べると、外壁塗装の相場は100万円前後という情報が出てきました。
「これ、おかしくない?」
妻の疑問が的中していたんです。翌日、セカンドオピニオンサービスというものがあると知って、早速相談してみました。
## 診断結果は衝撃の19点、足場代だけで15万円も水増し
数日後に届いた診断レポートを見て、手が震えました。
総合スコア19点。100点満点中の19点です。診断書には「契約を見送ることを強く推奨します」と明記されていました。
特にひどかったのが足場工事。39坪で33万円は相場の約2倍だそうです。適正価格は15万円程度とのこと。15万円も水増しされていました。
さらに「カビ・コケ特殊バリア処理」「防水強化コーティング」なんていう項目は、実態のない架空の工事だったんです。普通の高圧洗浄や下地処理を、さも特別な技術のように見せかけて別料金を取る手口だと説明されました。
使用予定の塗料も「最高級プレミアムフッ素塗料」と書いてあるのに、メーカー名も品番も一切なし。実際は安価なウレタン塗料の可能性が高いと指摘されました。
## 適正業者で見積もりを取り直したら110万円
診断レポートをもとに、信頼できる地元業者3社に見積もりを依頼しました。結果は驚くほど一致していて、だいたい100万円から120万円の範囲。
最終的に選んだ業者は110万円。使用する塗料はちゃんとメーカー名と品番が明記された日本ペイントのシリコン塗料でした。足場代も17万円と適正価格。
工事も丁寧で、毎日の作業報告もしっかりしてくれました。仕上がりも綺麗で、近所の人からも「いい色になったね」と褒められるほど。
悪質業者なら182万円のところを、70万円以上も安く済ませることができました。しかも工事の質は明らかに上。あの時妻が止めてくれて、セカンドオピニオンを使って本当によかった。
今思うと、営業マンの名刺も会社名がシールで修正されてたし、連絡先も携帯番号だけ。完全に怪しかったんですよね。でもその時は気づかなかった。人って焦ると判断力が鈍るものですね。
この方がご相談いただいた見積もりの診断レポートを公開しています。
